北方町

2022年1月（気持ちは前向きに）

新しい年を迎え、気分一新、頑張ろうと思う反面、今年もコロナや景気が心配だと思っている方も多いのではないでしょうか。 しかし、新年早々悩んでばかりいても仕方ありません。案外、気の持ちようだけで事態が好転することもあるものです。
かつてパナソニックの創業者、松下幸之助さんは採用試験の際に「君は運がいいか」と質問し、「はい」と答えた人のみ採用したそうです。その意図は、本当に運が強いかどうかは確かめようがないが、 自分は運がいいと確信していれば何事にも前向きに取り組む勇気が湧き、おのずと事態が好転していくからだそうです。同様な事例で、営業成績が低迷していたある事業所で、 具体的な解決策はあまり効果がなかったのに、単に従業員が「ありがとう」という言葉をお互い意識して使うようにしたところ、職場の雰囲気がよくなり自然と営業成績が向上したそうです。 反対の事例では、アメリカのある心理学者が、負の影響を調べるために毎日1,000回ため息をつくという実験をしたところ、３か月後には自分が本当にうつ病になってしまったということがあったそうです。
３つの事例を紹介しましたが、どの例でも具体的な手段を用いた訳ではないのに、言葉や気の持ちようだけで状況が変化しています。そのことを考えると、たとえ気持ちだけでも常に前向きにいきたいものです。
人間だれでも悩みや不安はあるものですが、どうかみなさん、悩みごとに囚われすぎることなく、明るく穏やかに過ごされることを願っています。