三千仏図

更新日:2025年03月25日

ページID : 2749
分類
番号 6
指定別
種目 絵画
種別 重要文化財
3枚の掛け軸の真ん中に小さな仏様が1体ずつ描かれている三千仏図の写真

三千仏図

三千仏図の概要
名称 三千仏図
ふりがな さんぜんぶつず
員数 3幅
時代 室町
年代  
西暦  
作者  
構造・形式
寸法・重量
面積
3幅共 絹本着色
縦 141センチメートル
横 70センチメートル
指定番号 岐重第75号
指定年月日 昭和34年3月10日
三千仏図が収蔵されている円鏡寺周辺の地図詳細は以下

岐阜県本巣郡北方町北方1345の位置図

三千仏図の概要
所在地 岐阜県本巣郡北方町北方1345
所有者 円鏡寺
所有者住所 岐阜県本巣郡北方町北方1345
管理者 円鏡寺
特筆事項 延喜18年(918)から三千仏名経を用いることとなった。

解説

円鏡寺の三千仏図は3幅からなり、各幅にそれぞれ過去荘厳劫(しょうごんこう)の1千仏、現在賢劫(けんごう)の1千仏、未来星宿劫(しょうしゅくごう)の1千仏が納められている。
3幅とも同じ大きさで、目の粗い絹地に着色をもって描いてある。仏像の配置、大きさ、描法も3幅ともほとんど異なることはない。群青地(ぐんじょうじ)に、像容は黄色とし、輪郭を金泥で描いた光背を背にし、蓮台に座った小さい仏の像を横に30躰ぎっしりとつらね、これを縦にぎっしり34段重ねている。
中央部長方形の群青地の中に、光背を背にし、蓮台に座し、天蓋(てんがい)を抱いた大きい一仏を置き、その周囲は緑青地(ろくしょうち)として、ここにやや大きい17の仏の坐像を左右上下に並べている。
描法は極めて簡単な仏画である。彩色が少し薄くなっているところがあるが、汚損は少ない。使用の絵絹や描法から正しく室町時代の作品である。
この三千仏図は同寺においても営んでいた仏名会の本尊として用いた物といわれている。

修理等の履歴
年月日 内容
年月日  
説明板
有無・設置者 なし
材質等  
老朽度等  
緑の巻物が3つ結ばれた状態で巻いてある写真

写真1 (巻いてある状態)

黄土色の掛け軸に緑の色調で真ん中に仏様が1体描かれている写真

写真2 (開いた状態)

「三千佛三幅圓教寺」と書かれた張り紙の右横に、仏様が一体真ん中に描かれた巻物が展示されている様子の写真

写真3(展示の様子)

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会

〒501‐0492
岐阜県本巣郡北方町長谷川1丁目1番地
電話番号:058-323-1115
メールでのお問い合わせ