北方町

　平成23年度・24年度の2年間にわたり協議を重ねてきました第3期北方町政策審議会の最後の会議が12月1日（土）に行われました。 　当日は、5つのグループごとに協議された内容の報告や町への提案が発表されました。また、その内容は「北方町政策審議会　報告書」としてまとめられ、室戸町長へ手渡されました。 報告書は吟味のうえ今後の町政に反映されます。なお、各グループの報告の概要は以下のとおりです。

　「生活環境の充実」をメインテーマに協議を重ねました。 その結果、現在の北方町の生活環境はほぼ満足できるのではないかと思われますが、 今後、高齢化や少子化による人口減少が進めば町の活力を衰退させていくことになります。 行政は行財政改革を一層推進して、効率的な行財政運営に努めていただき、 住民は「自分たちでできることは自分たちでやる」という心構えを持ち、地域でお互いが支えあう自覚と仕組みづくりが必要だと考えます。

　子育て支援や高齢者福祉、公共交通についてなど幅広いテーマについて協議を重ねました。 協議項目によっては現代社会の抱える問題に直面して当惑したり、夢を語って将来への楽観的な展望も話し合うことができました。 なかでも、名鉄の跡地利用に関する協議は、町内各所に花や緑を整備し、「緑の散策回廊」としてはどうかという具体的な提案としてまとめることが出来ました。

　「よりよい北方町とは」というテーマのもと、 健康推進、医療費、青少年育成などさまざまな分野にわたる協議を重ねました。 中でも障がい者や高齢者に対する福祉施策に関しては、様々な意見が出され、 誰でも一律にサービスを提供するのではなく、個々の事情にあったサービスのあり方を検討すべきという提案が出されました。

　学校教育や子育て支援についてを中心に協議を重ねました。 その結果、いじめの問題には、子どもを主体に会議・活動を行い、自らいじめについて深く考える機会を設けてはどうかという提言が出されました。 その他、医療費の無料化や学童保育に対しても様々な協議を行い、具体的な提案項目をまとめました。

　子育て中の母親により構成されたグループだったので、様々な問題を子どもをもつ母親の目線から考えて協議を重ねました。 保育園の統廃合についてや、自由にボール遊びができる公園整備など、具体的な提案を行いました。 また、若い世代の方には、「政策審議会」という会の名称は堅いイメージがあるので、来年以降は会の趣旨を生かすためにも参加しやすい名称にしてはどうかという提案を行いました。