北方町役場 〒501-0492 岐阜県本巣郡北方町長谷川1丁目1番地 TEL:058-323-1111(代)
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町長の部屋
過去のつぶやき(平成28年5月~)

平成29年1月

本巣ロータリークラブ設立50周年の記念事業の一環で、石の彫刻家として著名な林武史先生の作品を新庁舎の記念モニュメントとして寄贈していただけることとなりました。そしてこの度、御影石15個を配列した作品名「地から」が完成し、除幕式が行われました。林先生は岐阜市出身で現在は東京芸術大学教授、埼玉県在住の傍ら白川町にアトリエを構え、石という媒体を使い心象風景を揺り動かす彫刻家としてご活躍されています。この「地から」の着想は法隆寺の回廊や竜安寺の石庭から得たとのことですが、除幕式で林先生は芸術はあまりくどくど解説したりするものではないので、みなさんが自由に感じていただければ良いとあいさつされました。正直なところ、芸術的センスに乏しい私には作品の意図するところが十分に理解できていないかも知れませんが、私は2階通路や西階段踊り場からの眺めは、1階とはまた違う趣があり、解らないながらも奥深さを感じています。みなさんも来庁された際はぜひ、色んな角度から作品をご覧いただければと思います。

平成28年12月

円鏡寺は当町の文化財としてはもちろんですが、町民の憩いの場として重要な位置づけにあります。このたび観音堂(本堂)が270年の年月を経たことから建て替えられ、その祝賀儀式「落慶法要」に参列する機会をいただきました。本尊である仏像を安置し、本尊に魂を入れる儀式として開眼法要を行うもので、工事の完成を祝い仏や宗祖などに表白し慶賀讃嘆するという儀式だそうです。
稚児行列から始まった式ですが、総勢1,400人の大行列が円鏡寺外周を埋め尽くしたことに正直驚きました。本堂の内陣はきらびやかな金色の厨子に再生され、真新しい飾りつけ等も見ごたえがあります。また大勢の僧侶によるお経の合唱の中、道家住職が円鏡寺の正式な住職となられる晋山式も執り行われました。一連の儀式への参列という一生に一度遭遇するかどうかの貴重な体験を通して、先人から脈々と受け継がれてきた伝統と、円鏡寺の新たな歴史の始まりを垣間見たところです。

平成28年11月

8月に岐阜農林高校演劇部のみなさんが中日本6県の選抜で、全国高校総合文化祭広島大会の演劇部門に「Is(あいす)」という作品で出場権を得た、との報告に来庁してくれました。大会前の練習公演を「きらりホール」で行うとのことでしたので、私も観劇させていただきました。内容は、転校生の天才バスケ少女「S」とイチゴ農家の少年「愛地」を中心に、お互いにぶつかりながら成長していく若者を描いた、活劇あり、涙あり、笑いありの学園物語で、レベルの高い演技力や熱演振りに心底魅了されました。
後日、期待通りに見事全国1位の文部科学大臣賞を受賞されたとの報告を受けました。また大会に向けての取り組みの様子がNHKの特集番組で放映され、栄冠の裏には想像以上に厳しい練習の積み重ねがあり、やり抜いてきたからこそ今回の快挙に至ったことが納得できる内容でした。
この全国最優秀の栄冠に輝いた演劇「Is(あいす)」は、12月18日(日)午後2時から「きらりホール」にて入場無料で上演します。大いに観劇の価値ある舞台を、みなさんぜひご鑑賞ください。

平成28年10月

敬老会のご案内(75歳以上)も年々増え、今年は昨年より124人増えた1,826人になりました。私たちの寿命は確実に伸びており、日本人の平均寿命は男性が80.79歳で世界4位、女性は87.05歳で世界1位といずれも過去最高ということです。驚くべきは100歳以上が全国で65,692人、岐阜県では1,012人、北方町でも5人の100歳長寿がおられ、100歳が珍しくは無くなっています。寿命が延び、長生きの出来る社会は喜ぶべきことではあります。ただ自立して人間らしい生活を送るという意味では、平均寿命ではなく健康寿命の延伸が重要ではないでしょうか。健康寿命と平均寿命の差が男性で9.02年、女性で12.40年あると言います。すなわち、この差の期間は介護など人の手助けが必要となる可能性が高く、いくら長生きしても晩年は寝たきりという生活では幸せな人生とは言えません。ですから私たちは健康長寿であり続ける事を願うと同時に、日々の努力を怠らず生活したいものです。

平成28年9月

夏といえば夏祭り。花火や盆踊り大会など各地で多彩な催しごとが行われています が、こうした屋外行事は天気次第です。当町では、お詣りすると千日分のご利益があるとされる「お千日参り」に合わせた歩行者天国と、観音様の前夜祭「お十七夜」での盆踊り大会が夏のメイン行事になります。お十七夜は2年続きの雨に見舞われていましたが、今年は両日とも好天で大勢の人で賑わいました。若い人達には祭りの由来はあまり理解されていないようですが、夏の催しをみなさん存分に楽しんでおられたようです。さて、当町ではこれから秋口にかけて屋外での各種イベントが続きます。9月4日(日)には当町初の試みとして、若者が中心となって企画した清流平和公園での野外コンサート「KITAGATA清流フェス」を開催します。入場無料、少雨決行となっておりますので、ぜひとも多くのみなさんにお越しいただきますようよろしくお願いします。

平成28年8月

 今回の公職選挙法の改正により、選挙権が18歳からに引き下げられました。当町では改正後初のとなる今回の参議院選挙に適用されたところです。選挙日までに新たに選挙権を得た18~19歳は全国で約240万人、有権者の約2%です。当町でも441人が新たに有権者となりました。しかし、残念ながらその投票率は45.78%と町全体の投票率を押し下げる結果となってしまいました。ただし、町全体の投票率は5選挙ぶりに50%台を回復し、54.33%を記録しました。投票率が最も高いと言われる町議会選挙の投票率49.81%を4.52ポイントも上回り、最近の投票率低下に一応の歯止めがかかったものと考えられます。今後も貴重な一票を無駄にしないよう、必ず投票していただきますようお願いします。

平成28年7月

 地域包括ケアシステムの構築が急がれるなか、6月11日(日)きらりホールにおいて写真家でジャーナリストの國森康弘氏の「その人らしく生きるために」と題した講演会が、社会福祉協議会主催で開催されました。
 内容は、「暖かで幸せな生死を伝えたい」という思いから、在宅医療の現場での看取りを数々のエピソードとスライド写真を通して、その死に際の生命力と心を伝えるというものでした。住み慣れた我が家で家族やご近所さんに看取られた「なみばあちゃん」、ひ孫の5年生の女の子が「ひいばあちゃんの竹子さん」を自宅で看取った時の「悲しい死」と「あたたかい死」は残る者への命のバトンの手渡し・・・、話されるエピソードから会場の多くのみなさんは、自分がいかにして望ましい形で死を迎えられるか、今一度見つめなおす機会となったことでしょう。

平成28年6月

 北方祭りは大井神社の例大祭で、北方町を守る神様に町民の安全と健康を願い、町内各地を本神輿10数基が練り歩く勇ましい祭りです。かけ声とともに繰り出す神輿は勇壮で力強く、祭りのクライマックスには夜の商店街通りを西端の俵町から大井神社を目指して練り歩く神輿行列が、見応えある最大の呼び物となります。神輿は16基が現存しており、昼中には旧役場駐車場にて全基展示されました。なかでも加茂町の神輿が一番古く、明治27年に建造されたもので122年もの歴史があります。他に石町(明治28年)、柱本(明治38年)の神輿が北方の三大神輿として町の有形文化財に指定されています。帰省出来なかった北方育ちは、伝統の北方祭りに思いを馳せながら古里を偲んでいる事でしょう。

平成28年5月

 昨年より建設を進めてきました新庁舎が無事完成し、4月21日(木)に近隣市町の関係者や多くの来賓を迎え竣工式を行いました。町民のみなさまには2日間に渡り内覧会を開き、両日とも大勢の方に足を運んでいただきました。庁舎内は明るく開放感に満ちており、見学されたみなさまも感心されたことかと思われます。そして多くの方から「立派な庁舎に負けないよう仕事に励むよう」と激をいただき、私も含め職員一同、心機一転「住民サービスの向上」に努めさせていただきます。